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Aterm WX3000HP購入したのでレビュー(セットアップとベンチマーク)

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Aterm WX3000HPを買いました。家にはすでにIPv6のルータもIPv4のルータも稼働済みなので、WX3000HPをブリッジモードで使用しWi-Fi6の通信速度を堪能しようと思い購入です。
4年前にタダで購入したWG1200HSとの交換です。どれだけ速くなっているか!レビューだ!
見せてもらおうか、Wi-Fi 6の性能とやらを!

ハコ

普通の箱。約二万円。「もうちょっと待てば半額で同等の機能の製品が出るんだろうなぁ」と思いながら購入。待てませんでした。
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設置

デカい。右がWX3000HPで左がWG1200HS。「モノリスか!?」と思うほどデカい。
デザインは大昔のWR8600Nにデザイン戻ったのかと思っていたが大きさはWR8600Nの3周りくらい大きい。横に置いたら8ポートのハブより大きいかも。
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ブリッジモードへ変更

ブリッジモードへ変更はスイッチで変更。デフォルトはルーターモード。
スイッチを真ん中にすればブリッジモードです。
写真じゃよくわかりませんね。とりあえずこれでブリッジモードだ!
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LANに参加、そして当然の如くIPアドレスを見失う

ブリッジモードだと自分がルーターではないのでIPアドレスDHCPサーバーから自動で割り当てられます。
そんなわけでWX3000HPがどのIPアドレスをもらったのかはDHCPのログを見ます。
下が我が家の配布済みDHCPアドレスなのでコレのどれか。
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WX3000HPのWeb管理画面に入るために、上から順にIPアドレスを叩くも良し、NICアドレスから予想するも良し。

無事入れたのでIPアドレスを固定にする

無事に入れました。動作モードは「ブリッジモード」になっていますね。
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まずはIPアドレスを固定し、WX3000HPにも名前を付けます。
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ファームウェアバージョンアップ

この記事は2020年5月24日に書いていて、WX3000HPの発売が5月14日なの出たてですがファームウェアのバージョンアップがあったのでしておきました。
IPアドレスの設定が間違えなければ問題なくWEBからとってくるバズ。下の画面は最新にした後のスクショ。
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その他の無線LAN設定は省略

無線LAN設定は省略。他の無線LANと別段違うところないし・・・

設定して思ったこと

このルーターログを見る機能がない

最近のNECルーターはログ見れないが、このルーターもやっぱ見れない。セキュリティ的にどうなのか?一般ユーザーは見ないのでいらないと判断したんでしょうか?
でもログ見ないとどんなアクセスあるのかわからないような・・・?
APモードとして使うんでログは見れなくても良しとるか。
ひょっとしてルーターモードだとログが見れたりするのだろうか?ルーターモードにしていないのでその辺はわかりません。

無線LANに接続している機器一覧画面はあるので、まぁ良しとする

ログは見れなくてもいいので無線LANに接続している機器の一覧は出してほしいと思ったが、「見えて安心ネット」という機能を使えば問題なかった。
接続しようとして失敗している機器も一覧に出るので、無線LANに不正にアクセスしようとする端末もわかるかも。
この機能は便利っぽい。というかログが見れないのならこの機能はあって当然の機能というところ。

見えて安心ネット

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上で言った見えて安心ネット。今つながっている機器や過去につながった機器が出る。接続失敗した機器も出るみたい。
画面では消してあるがMACアドレスが表示されていて、接続機器に名前を付け、MACアドレスに紐づけることも可能。
これでどの機器なのか一目でわかるようになる。
画面だと「JINTSU」と「SHIMAKAZE」が今接続されていて「KAMIKAZE」「SHIGURE」「YUKIKAZE」の機器が過去に接続していると出てます。
あと、過去に接続を試みた機器を拒否する設定もあるみたい。

ベンチマーク

ここからが本題。性能を測ってみたいと思います。WX3000HPだけだと面白くないので、交換するWG1200HSと比較してみます。

スペック

無線LANのスペック。色々ありますが無線LANのスピード関連まわり。

WX3000HP WG1200HS
最大通信速度 2402Mbps(5GHz帯接続時) 867Mbps(11ac/5GHz帯)
実効スループット 約1580Mbps 約442Mbps
ストリーム数 2ストリーム(5GHz帯) 2ストリーム
アンテナ数 2×2(5GHz帯)2×2(2.4GHz帯) 2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯)
有線LAN 1000Mbps 1000Mbps

実効スループットの測定環境

実効スループットの測定環境は以下の環境。
サーバーとクライアントと言ってますが、平たく言えば自作PCとserface laptop3。
サーバーが自作PCでクライアントがserface laptop3。
CPUも最近ので、SSD、メモリも結構あるので、パソコンスペックが原因で通信速度が遅くなるということはないと思います(無いと思いたい)

サーバ クライアント
CPU Core i7-9700K Core i5-1035G7
メモリ 32G 8G
SSD NVMe SSD 512M NVMe SSD256G
OS Windows10 Pro(Ver2004) Windows10 Pro(Ver 1909)

測定環境イメージ

こんな感じ。サーバー(自作パソコン)の有線LANを無線LANアクセスポイントに繋ぎ、クライアント(serface)と無線LANアクセスポイントをWifi6で通信するという環境。
当然5GHzを使用します。
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使用ツール(iperf3)

iperf3を使います。これコマンド型のスループットを測るツールです。]
よく使われる一般的(?)なコマンドで実行します。

サーバー側

サーバー側は以下コマンドを実行

iperf3 -s

クライアント側

サーバー側は以下コマンドを実行

iperf3 -c <サーバーのIPアドレス>

結果

WG1200HS

まずはWG1200HSから。結果はサーバー、クライアント2つ結果が出ます。
サーバー側の結果

-----------------------------------------------------------
Server listening on 5201
-----------------------------------------------------------
Accepted connection from 192.168.80.134, port 49746
[  5] local 192.168.80.90 port 5201 connected to 192.168.80.134 port 49747
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  5]   0.00-1.00   sec  31.7 MBytes   265 Mbits/sec
[  5]   1.00-2.00   sec  32.8 MBytes   276 Mbits/sec
[  5]   2.00-3.00   sec  33.6 MBytes   282 Mbits/sec
[  5]   3.00-4.00   sec  30.4 MBytes   254 Mbits/sec
[  5]   4.00-5.00   sec  30.0 MBytes   252 Mbits/sec
[  5]   5.00-6.00   sec  33.9 MBytes   284 Mbits/sec
[  5]   6.00-7.00   sec  31.0 MBytes   261 Mbits/sec
[  5]   7.00-8.00   sec  33.2 MBytes   279 Mbits/sec
[  5]   8.00-9.00   sec  32.5 MBytes   273 Mbits/sec
[  5]   9.00-10.00  sec  30.3 MBytes   254 Mbits/sec
[  5]  10.00-10.03  sec  1.25 MBytes   311 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  5]   0.00-10.03  sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec                  sender
[  5]   0.00-10.03  sec   321 MBytes   268 Mbits/sec                  receiver

上記がサーバー側の結果。一番下の行に注目します。
今回のコマンドは10秒間パケットを流すというコマンドなので、
10秒間に「321 MBytes」パケットを受け付け、スループットのが「268 Mbits/sec」だったという結果だと思います。

クライアント側の結果

Connecting to host 192.168.80.90, port 5201
[  4] local 192.168.80.134 port 49747 connected to 192.168.80.90 port 5201
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-1.01   sec  32.9 MBytes   274 Mbits/sec
[  4]   1.01-2.00   sec  32.8 MBytes   277 Mbits/sec
[  4]   2.00-3.00   sec  33.8 MBytes   283 Mbits/sec
[  4]   3.00-4.00   sec  30.2 MBytes   253 Mbits/sec
[  4]   4.00-5.00   sec  29.9 MBytes   251 Mbits/sec
[  4]   5.00-6.00   sec  33.9 MBytes   284 Mbits/sec
[  4]   6.00-7.00   sec  31.0 MBytes   260 Mbits/sec
[  4]   7.00-8.00   sec  33.5 MBytes   281 Mbits/sec
[  4]   8.00-9.00   sec  32.6 MBytes   273 Mbits/sec
[  4]   9.00-10.00  sec  30.2 MBytes   254 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-10.00  sec   321 MBytes   269 Mbits/sec                  sender
[  4]   0.00-10.00  sec   321 MBytes   269 Mbits/sec                  receiver

iperf Done.

クライアントの結果は10秒間に「321 MBytes」パケットを送り、スループットが「269 Mbits/sec」だったという結果です。
この事から、WG1200HSの通信速度は大体「269 Mbits/sec」というのが分かります。
この数字はサーバーのログの結果の「268 Mbits/sec」とほぼ同じ数字です。

WX3000HP

サーバー側の結果

-----------------------------------------------------------
Server listening on 5201
-----------------------------------------------------------
Accepted connection from 192.168.80.134, port 49746
[  5] local 192.168.80.90 port 5201 connected to 192.168.80.134 port 49747
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  5]   0.00-1.00   sec  44.8 MBytes   376 Mbits/sec
[  5]   1.00-2.00   sec  53.6 MBytes   449 Mbits/sec
[  5]   2.00-3.00   sec  54.8 MBytes   460 Mbits/sec
[  5]   3.00-4.00   sec  55.0 MBytes   462 Mbits/sec
[  5]   4.00-5.00   sec  55.5 MBytes   465 Mbits/sec
[  5]   5.00-6.00   sec  55.1 MBytes   463 Mbits/sec
[  5]   6.00-7.00   sec  53.5 MBytes   449 Mbits/sec
[  5]   7.00-8.00   sec  55.8 MBytes   468 Mbits/sec
[  5]   8.00-9.00   sec  55.8 MBytes   468 Mbits/sec
[  5]   9.00-10.00  sec  53.2 MBytes   447 Mbits/sec
[  5]  10.00-10.05  sec  2.68 MBytes   475 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  5]   0.00-10.05  sec  0.00 Bytes  0.00 bits/sec                  sender
[  5]   0.00-10.05  sec   540 MBytes   451 Mbits/sec                  receiver

サーバー側は10秒間に「540 MBytes」うけとりスループットは「451 Mbits/sec」です。

クライアント側の結果

Connecting to host 192.168.80.90, port 5201
[  4] local 192.168.80.134 port 49747 connected to 192.168.80.90 port 5201
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-1.00   sec  47.2 MBytes   396 Mbits/sec
[  4]   1.00-2.00   sec  53.5 MBytes   449 Mbits/sec
[  4]   2.00-3.00   sec  55.0 MBytes   462 Mbits/sec
[  4]   3.00-4.00   sec  54.8 MBytes   459 Mbits/sec
[  4]   4.00-5.00   sec  55.8 MBytes   468 Mbits/sec
[  4]   5.00-6.00   sec  55.0 MBytes   461 Mbits/sec
[  4]   6.00-7.00   sec  53.5 MBytes   449 Mbits/sec
[  4]   7.00-8.00   sec  55.9 MBytes   469 Mbits/sec
[  4]   8.00-9.00   sec  55.9 MBytes   468 Mbits/sec
[  4]   9.00-10.00  sec  53.4 MBytes   447 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval           Transfer     Bandwidth
[  4]   0.00-10.00  sec   540 MBytes   453 Mbits/sec                  sender
[  4]   0.00-10.00  sec   540 MBytes   453 Mbits/sec                  receiver
iperf Done.

クライアントは10秒間に「540 MBytes」送りスループットは「453 Mbits/sec」

比較してみる

WX3000HP WG1200HS
実質スループット(サーバー側) 451 Mbits/sec 268 Mbits/sec
実質スループット(クライアント側) 453 Mbits/sec 269 Mbits/sec

WX3000HPの圧勝です。買ってよかったWX3000HP

しかし公表値との隔たりが・・・?公表値無線LAN約1580Mbps問題

WG1200HSに勝ったと喜んでいる場合ではありません!たしか公表値無線LAN約1580Mbpsだったはず!
1/3以下ですよ!なんでだ!?

クライアントパソコンがWi-fi6に対応してない説

これはノー
バイスマネージャーを確認すると、「Intel Wi-Fi6 AX201」となっています。
ついでに言えば、「Intel Wi-Fi6 AX201」のアンテナ数は「2x2」でした。
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Wi-Fi6で接続してない説

これもノー
Windowsのネットワークを見ると、Wi-Fi6で接続していると記載が。
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じゃな何が原因なのか?

これはよくインターネットで言われるベストエフォート問題なのか?

今回のスループットの出し方の問題?

今回はiperf3のコマンドはほとんどオプションを付けずに実行した結果なので、TCP通信でのスループットの結果のはず。
これUDPだともう少し速度が上がるかもしれません。でも3倍ほど差がありますがマジでその差だけなのか?謎です。
あとUDPで再度測りなおしたいが、もう寝る時間なので後日に回します。

コマンドのオプションが適切でない、もしくはログの見方が違う

これ言ったら終わりなんですが、ありえない事はない。
コマンドオプションのパラレルオプションとか怪しい。一つのコネクションの場合何かが原因で上限が抑えられてるとか?

  • P, --parallel n n個のコネクションを同時に接続する。デフォルトは1つ。

終わり

本日Aterm WX3000HPを二万円で買いました。無線LANでの通信速度が上がり満足かと思いきや、公表値との差に愕然です。
そういえばAterm WX3000HPの設定の中でも色々設定する項目があるので、それをいじれば公表値に近づけるのでしょうか?
またそのうちUDP通信などコマンドオプション変更での再実験とネットワークチューニング(?)をしようと思います。気力があれば。。。

速度についての再実験

iperfの-Pオプションで無線の通信速度がTCPで約900~940MBpsまで出たが、公表値とまだ全然違う・・・
UDPでも800MBpsぐらいだしどうやってメーカーは速度出してるんだ?
実際に確認した環境は公開されていましたね。
Windows同士でiperfも使ってるので何が違うのでしょうか?iperf Ver2とVer3でもやったが変わらず。iperfのコマンドか?あとジャンボフレームとかも関係あるのかしら?